痛風再発!?謎の足首痛、整体師が行った10秒アプローチの結果

今回は足首の痛みに関する一例を共有したいと思います。特に整体師になりたての先生だと足首の症状はほとんど診ないかもしれません。このケーススタディは非常に参考になるでしょう。

足首の謎の痛み:症例紹介

最近の痛かったこととして、友人が足首の激痛に悩まされていました。痛風を持っているため、初めは痛風の発作かと思われましたが、腫れや熱感が見られませんでした。これは一般的な痛風の症状とは異なります。

歩くときには、右足をびっこを引く状態でした。

診断と治療のプロセス

診断の一環として、まずは外くるぶしの位置を調べることにしました。

外くるぶしを上に持ち上げて10秒ほど保持し、その間に痛みの変化を観察しました。結果、痛みが激減されることが明らかになりました。

これにより、外果(腓骨)の位置異常が痛みの原因である可能性が高まりました。そこで、外果の調整と立方骨の調整を行いました。

なぜ、ファーストチョイスで外くるぶしにターゲットに絞ったかというと、

痛みの領域や動作分析で、腓骨神経が関係していると思ったからです。

痛みの改善とその理由

調整後、友人の足首の痛みは明らかに改善されました。この改善は、足首が何らかの原因で内反やそれに近い状態になり、距骨下関節に異常が生じたためと考えられます。

足首の痛みと全身への影響

年齢を重ねると、足首の痛みが自覚されにくくなることがあります。しかし、足首の位置異常は腰痛や肩こりなど、他の部位への影響を及ぼすことが多いです。特に、いつも同じ側が痛む場合は、足首の異常を疑うべきです。

ほとんどの人が、スニーカーのかかとは外側がすり減りやすいです。これも足首への負担がかかっていると考えるべきでしょう。

整体師としてのアプローチ

整体師として、足首の痛みに対処する際は以下の点を考慮することが重要です。

  • 症状の原因を正確に診断するために、必要な検査を行う。
  • 足首だけでなく、関連する筋肉や他の関節部分も考慮に入れる。
  • 治療後の回復を促進するためのリハビリテーションや運動療法を提案する。
  • 再発防止のための姿勢や歩行の指導を行う。
  • 必要に応じて、適切な装具の使用を勧める。

足首の痛みは、単なる局所的な問題ではなく、全身のバランスや健康に大きく影響を及ぼす可能性があります。整体師としては、これらの点を総合的に理解し、患者さん一人ひとりに合った治療法を提供することが求められます。

ざっくり言えば、「ちゃんと母趾球側で立てているかどうか」

足首の痛みと関連症状

足首の痛みは、しばしば他の症状と関連しています。例えば、足首の痛みがある場合、以下のような症状が現れることがあります。

  • 皮膚のしびれや感覚の低下。
  • 筋肉の弱さや麻痺。
  • 歩行時の不安定感やつまずきやすさ。
  • 足の外側や下腿への痛みの放散。

これらの症状は、腓骨神経の障害や圧迫によって引き起こされることがあります。腓骨神経は、足の外側を走る神経で、足首の動きや感覚に重要な役割を果たしています。

腓骨神経障害の理解

腓骨神経障害は、足首の痛みの原因としてしばしば見落とされがちですが、整体師としてはこの可能性を常に念頭に置く必要があります。腓骨神経障害の原因には以下のようなものがあります:

  • 足首の捻挫や骨折。
  • 長時間の圧迫、例えば狭い靴を長時間履くことによる。
  • 下腿や足首の手術後の合併症。
  • 腓骨筋やその他の筋肉の損傷。

これらの原因により、腓骨神経が圧迫されたり、損傷を受けたりすることで、足首の痛みや関連症状が引き起こされます。

治療と回復のアプローチ

腓骨神経障害の治療には、原因に応じたアプローチが必要です。整体治療以外なら下記の治療方法が考えられます。

  • 足首や下腿の固定を解除し、適切な運動療法を行う。
  • 圧迫を引き起こす要因(例:狭い靴)を取り除く。
  • 必要に応じて、炎症を抑える薬物療法を行う。
  • リハビリテーションを通じて、筋力を回復させる。
  • 足首の正しい位置を保つための装具を使用する。

治療の目的は、痛みの軽減だけでなく、足首の機能を回復し、日常生活への復帰を支援することです。

予防と健康管理

足首の痛みや腓骨神経障害を予防するためには、以下のような健康管理が重要です。

  • 適切な靴を選び、長時間の圧迫を避ける。
  • 定期的な運動で足首の筋力を維持する。
  • 足首の過度な使用を避け、必要に応じて休息を取る。
  • 足首の異常を感じたら、早期に専門家の診断を受ける。
  • 変な姿勢で長時間立たない。いつも同じ足に体重をかけている。

これらの予防策は、足首の健康を保ち、将来的な問題を避けるために役立ちます。

 

整体師として、足首の痛みや腓骨神経障害に対する深い理解と適切な治療アプローチは、患者さんの健康と快適な生活を支える上で非常に重要です。

ちなみに、遠隔治療として足首をもちいると胸鎖乳突筋の緊張が取れます。アナトミートレインを理解できれば納得できるはずです。

 

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