便秘が改善されるツボ
お通じがよくないと胃腸の状態もよくないはずなので、なかなか痩せられません。スネにある足三里はトイレで気張りながら押すこともできるのでオススメです。
- 照海(しょうかい)
- 足三里(あしさんり)
- 大腸兪(だいちょうゆ)
- 天枢(てんすう)
- 大巨(だいこ)
- お腹にある(天枢、大巨)ツボは、膝を曲げてあお向けになり、時計回りに奥へおしこむように指圧します。
- 大腸兪は握りこぶしを作って手の甲側で刺激するかお灸がよいでしょう。
- 照海は人差し指で痛気持ちいい程度に刺激します。
- 足三里はスネにあり、マイナーですが他のツボ(豊隆、上巨虚)も便秘に効果的です。そこでスネの筋肉(前脛骨筋:ぜんけいこつきん)を全体的に指圧するとよいでしょう。または、お灸がよいでしょう。
ウエストが痩せるツボ
- 大巨(だいこ)
- 中脘(ちゅうかん)
- 水分(すいぶん)
- 関元(かんげん)
- 期門(きもん)
- 強くおしたり、強くもみほぐす必要はありません。ツボを基準点としてさすって、そして、軽く触れながらおさえて呼吸を2~3回。これを繰り返します。
- ポイントは大きく動かしていくことです。(下の動画を参考にしてください。)
音声あり
小顔になるツボ
顔の骨格を変えて小顔になると宣伝していた整体師が、「小顔になる効果を標ぼうする役務の提供事業者9名に対する景品表示法に違反する行為」として消費者庁から措置命令が出されました。
おしたり引っ張っても骨格は変わりません。
参考:消費者庁
だけど、顔のむくみをスッキリさせることは可能です。
- 下関(げかん)
- 迎香(げいこう)
- 地倉(ちそう)
- 水溝(すいこう)
- 頬車(きょうしゃ)
おす場合はごく軽い力で大丈夫です。オススメはなでる・さするだけです。私がふだん施術している方法の簡易版です。 (動画を参考にしてください。)
音声あり
二の腕を細くするツボ
- 肱中(こうちゅう)
- 臂臑(ひじゅ)
反対の手でふたつのツボをはさみこむようにおさえて、肘を曲げ伸ばししましょう。
痩せるツボ「耳ツボ」
世間一般に痩せるツボといえば耳ツボを想像するかたが多いのでは?
耳ツボは全身の臓器やパーツが反映されています。気軽にダイエット以外にも「婦人科系」や「肩こり腰痛」にも効果的です。
操作が簡単なので、鍼灸師の資格を持たない人でも耳ツボダイエットの施術をおこなっています。
お店で体験したい人は注意が必要です。
耳ツボとは正確には反射区とよばれるもので、体にあるツボとは区別されています。足裏のツボも反射区です。
古くは2000年以上前の中国の医学書「黄帝内経」(こうていだいけい)にも掲載されており、論文として発表されたのが1957年フランス人医師P・ノジェ氏が最初です。
耳ツボの場所
1.神門(しんもん)
三角窩の真ん中あたり。
精神安定や消炎作用、胃腸の蠕動(ぜんどう)を抑制する。
2.肺区
耳甲腔の正中陥凹部の上下(本来は上肺、下肺とわかれる)
中医学だと、肺は気に関係しており、中医学でいう大腸とも表裏の関係にあります。
腸の状態を整えるのと現代医学的には迷走神経とよばれる胃に関係する神経の枝が通っていて、ここだけの鍼刺激で体脂肪が低下したと日本理療専門学校、影山先生が鍼灸専門書『医道の日本』で発表しています。
出典:医道の日本第737号
3.飢点(きてん)
別名:ハンガーポイントとよばれ、耳ツボダイエットではポピュラーなツボです。
耳屏(じへい)前面の中点より下。
食欲調整の作用がある。
4.胃点
耳輪脚消失のところにある。
神経性胃炎、消化不良、食欲減退、胃酸過多、胃酸過少など消化器系によく使用される。
5.内分泌
珠間切痕(じゅかんせっこん)の底部よりやや前側。
吸収、排泄、代謝を促進する作用。産婦人科、泌尿生殖器系にもよく使われます。
6.副腎(ふくじん)
耳屏(じへい)下面のひとつの隆起したところ
副腎皮質ホルモンと同じ機能があります。ホルモンの分泌に関係するので美容的にもうれしいツボですが、血管を拡張収縮に関係するので、心臓や血圧に問題がある人はさわらないほうがよいでしょう。
コラム:耳つぼダイエットは鍼灸師じゃなくてもやっている
耳ツボはツボを操作してダイエットなどをしていく治療(施術)だから医師や鍼灸師がやっているものと思っていませんか?
耳ツボをやるのにとく資格は必要ありません。
団体の認定資格を取得しているかたもいるかもしれませんが、自信さえあれば誰でも可能です。
もし、あなたが耳ツボダイエットを考えてお店を探しているなら、過度な期待はしないほうがよいでしょう。
耳つぼダイエットはサプリメントと食事指導がワンセットと心得る
耳ツボダイエットは糖尿病のかたにおこなう場合もあり、たしかに効果があります。
私は主に花粉症対策で耳ツボの施術をしています。しかし、昔友人から頼まれて食欲抑制の反射区に「張り付けるタイプの小さな鍼」を施したことがあります。
後日知ったのですが、「当日食事会があったのに食べてもムカムカする感じがありまったく食べられなかった」とクレーム? を受けました。
食欲抑制されることは、その後何回も体験しています。しかし、個人差が大きいので確実性が乏しいとも感じています。
しかし、耳ツボダイエットと大々的に宣伝している場合、サプリメントの購入と徹底した食事指導があります。
効果があるなら普段の食事量で構わないと思いませんか?
耳ツボのおしかた、刺激のしかた
耳ツボのおしかたはふたつあります。
- 直接刺激
- 耳つぼジュエリー
直接刺激
爪やつまようじの後ろ側を利用して患部を刺激します。少し強めに刺激するとよいでしょう。
- メリット
手軽におすことができるので、いつでもどこでも可能。
- デメリット
おしていないときは何も変わらない。
耳ツボジュエリー
通販サイトなどから購入して貼っておき、1日複数回患部を刺激する。
- メリット
見ためもかわいい。貼っておくだけでもある程度の刺激になる。
- デメリット
わかる人にはわかります。「あっこの人ダイエットやっているんだ」と。
鏡を見ながら貼るのは難しい。
耳ツボダイエットのお店でも、認定資格のみで鍼灸師の資格を持っていない場合もある。
痩せるツボ「手のツボ」
耳ツボと同じく「反射区」とよばれるポイントを刺激することを目的にしています。
手のツボの場所
7.胃・脾・大腸区
中国だと魚腹とよばれ、親指の腹にあります。
食欲を調整する作用があります。
8.胸腹区
手の甲にあり、中指と薬指の間、骨が交わるあたり。
手のツボのおしかた、刺激のしかた
反対の手でおすとよいでしょう。手の甲は指先を使っておしてみましょう。
鍼治療で使う痩せるツボ「体のツボ」
鍼灸師やマッサージ師が使用するのが「体のツボ」です。中医学だと経穴(けいけつ)とよびます。
経穴は経絡(けいらく)とよばれるツボのルート上にあり、最終的には内蔵とつながっていると考えられています。
9.膏肓(こうこう)
第4・第5胸椎棘突起間外側3寸(指4本分外側)
ちょうど肩甲骨のきわにあり、肩こりを訴える人も多い場所です。
なぜ膏肓で痩せるのかというと、ちょうど膏肓の場所は肩こり≒患部が冷えている場合が多いので、ここにカイロを貼っておくと脂肪燃焼の効果が期待できます。
背筋は脂肪燃焼に関係する褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)が多いという意見もありますが、根拠としては確実とは言い切れない状況です。
10.大椎(だいつい)
首の骨(第7頚椎棘突起)と背骨の骨(第1胸椎棘突起)の間、頭を前屈し、1番高く突出する骨の下にあります。
背中にあるたくさんのツボがすべてここに集まるといわれており、色々な症状に使えます。
私は鍼治療するときに必ず使用するツボです。
お灸をしたり乾布摩擦をしたりすることで、風邪予防や免疫力アップになります。
食事誘導性を高めるツボとして一部のサイトで紹介されていますが、根拠となる論文などはみつかりませんでした。
食事誘導性とは、食事をすることで代謝等のために身体が消費する熱量のこと。
11.腎兪(じんゆ)
だいたいおへそと同じ高さで、背骨から親指の幅約1.5本分外側。
名前のとおり、腎臓に関係するのが腎兪です。
ここを温めてコリをとることによって、腎臓の機能がアップすると考えられています。その結果、老廃物を排出するデトックス効果が期待されます。
12.大腸兪(だいちょうゆ)
骨盤の高さで背骨から指幅2本分外側で、左右にあります。
名前からわかるように、大腸に関係します。ここを刺激することで便秘解消になり、お腹周りがスッキリします。
13.照海(しょうかい)
うちくるぶしから親指一本分下にある骨と骨の小さな隙間が照海です。
生理痛などの婦人科系や利尿作用に効果があります。
照海は便秘の改善に使われるのでお腹周りをスッキリさせたい人向きです。
14.太谿(たいけい)
内くるぶしとアキレス腱の間にあるツボです。
足のむくみに効果があり、奥に動脈が流れているので血流もよくしてくれます。
15.三陰交(さんいんこう)
別名「女三里」ともよばれ、女性は毎日お灸をすえるのが健康的な生活を過ごせるポイントといわれてきました。
婦人科系はもちろん、足のむくみや血行促進効果、妊娠中や妊活中の人にもオススメです。
内くるぶしから指4本分上にあります。
16.解谿(かいけい)
足首の前面中央にあるスジの間にあります。
おしながら足首をグルグル回すと足のむくみや足の冷えに効果があります。
17.足三里(あしさんり)
ツボの名前で1番有名かもしれません。
膝を曲げた状態で足のスネをさすり出っ張った骨の外側。やや凹みを感じます。
胃に関係するツボなので、胃の状態を整えるのと、足のむくみ解消が期待できます。
18.陰陵泉(いんりょうせん)
膝の下あたりにあり、内側のスネの骨際を下からさすっていき、大きく曲がって細くなったところ。
足のむくみやだるさ解消。水分代謝に関係するツボなので下痢のときにもおすとよいでしょう。
19.委中(いちゅう)
膝の裏側のちょうど真ん中にあります。
足のむくみ解消に役立ちます。腰痛の特効穴として昔から言われています。腰痛の人はおすとグミのようなグリグリがある人もいます。
20.承筋(しょうきん)
ふくらはぎのもっとも高い位置にあり、ちょうど筋肉と筋肉の間にあります。
足がつったときに思わず手がいく場所のひとつです。
足の疲れはもちろん、むくみ解消に役立ちます。
21.承山(しょうざん)
アキレス腱から上に向かってさすり上げていき、ふくらはぎとの境にあるツボです。
承筋と同じく、足の疲れ、むくみ解消に役立ちます。
22.承扶(しょうふ)
お尻と太もものちょうど境い目にあります。
一般的に坐骨神経痛の治療に使用します。
下半身太りにも効果があり、ヒップアップ効果を求めるなら刺激するときに、お尻を持ち上げるようにおしてみましょう。。
23.風市(ふうし)
太ももの横側にあり、気をつけをすると中指があたるところが風市です。
足少陽胆経(あししょうようたんけい)というグループに属しています。
一部のサイトに「胆汁の分泌を促して痩せる」と書いてあるものもありました。理屈的に言いたいことはわかりますが、ちょっと微妙です。
太もも痩せや、足の疲れ、腰痛に効果的です。
24.血海(けっかい)
膝のお皿の内側から上へ指3本分上がったところ。
名前からみても血液に関係しているとわかると思います。
婦人科系の治療によく使用します。とくに下半身の血液の流れをよくしてくれます。
絆創膏ダイエットでも使われているツボで、血海に下から上に向かうように絆創膏を貼ります。
25.天枢(てんすう)
おへそから指3本分外側にあります。
大腸兪と同じく便秘に作用したり、消化器系、婦人科系に効果があります。
26.大巨(だいこ)
おへそから指3本分外側、そこから指3本分下に下りた所。
天枢と同じように便秘、消化器系、婦人科系に効果があります。
27.期門(きもん)
肋骨(第9肋軟骨)付着部の下際、乳首のラインと肋骨の交叉部。
ちょうど肝臓に関係するツボです。とくに右側は、解剖学的にもちょうど肝臓の上あたりになります。
肝臓の機能をUPするといわれ、解毒作用や代謝を高めて脂肪燃焼を促進してくれます。
期門付近を両方もみほぐすようにマッサージすると、ウエストのくびれに効果的です。
28.気海(きかい)
おへそから下へ親指1.5本分。
中医学でいう「気」がたくさん集まる場所で気海とよばれます。
そのため、気の流れをよくしてお腹の調子を整えます。とくに解剖学的に腸の巡りや、婦人科系の症状にも効果があります
29.中脘(ちゅうかん)
みぞおちとおへそのちょうど真ん中にあります。
胃の活動に関係しており、圧痛があると胃の動きが悪いと考えられます。胃の動きを整えてくれます。
30.水分(すいぶん)
おへその上、指1本分。
体の水に関係するツボでよくお灸をする場合が多いです。
むくみにも関係しているので、水太りタイプの人によいでしょう。
31.関元(かんげん)
おへそから下、指4本分下。
中医学でいう陰と陽が交わる場所といわれ、お灸をしておくと長生きできると言われています。
丹田(たんでん)とよばれれる場合もあります。
冷えの解消や、むくみなどに効果があります。
32.肱中(こうちゅう)
ちょうど内側の力こぶの下あたり、肩と鎖骨のつけ根あたりから肘の内側を結んだちょうど真ん中。おすと結構痛いはずです。
二の腕の引き締めに効果があるツボです。
33.臂臑(ひじゅ)
肱中と逆に力こぶの外側にあり、ちょうど予防注射をするあたりに近いです。腕の付け根にある三角筋の先端のやや内側にあるところ。
二の腕の引き締めに効果があるツボです。
番外編:沢田流合谷(さわだりゅうごうこく)
澤田健という鍼灸師が効果があるとして個人で提唱したツボです。
緑内障や眼底出血が一般的にいわれています。
手の親指を反らすと根元部分に2本のスジが浮かび上がり、このスジの間が沢田流合谷です。陽谿(ようけい)とよばれる場合が多いです。
ネットの情報だと沢田流合谷で痩せるというものもありますが、ツボ自体にその効果はないと思います。
どうやら、指そらしダイエットとの関係があるようです。
指そらしダイエットで小顔になれると紹介されています。
手のひらを上にして反対の手で指を1本ずつ反らしていきます。
反らしながら呼吸を3回おこないます。
この反らすときに沢田流合谷を支点にしているのであたかもツボに効果があると勘違いされていったようです。
痩せるツボ「足裏のツボ」
足裏のツボは耳ツボダイエットや手のひらのツボと同じ「反射区」とよばれるもので実際にはツボというより、面で反映されています。
理論的には耳ツボも足裏も同じ効果がありますが、足裏を直接刺激したほうが足の疲れや足のむくみが無くなりやすいです。
デメリットとしては、自分でやると疲れてしまいます。
34.太陽神経叢(たいようしんけいそう)
足裏にあり足の指を曲げると1番凹むあたりです。
刺激をすると代謝が活発になり、疲労回復に効果があります。
代謝もアップするのでダイエットにも効果的でしょう。
ここを刺激することで足のアーチが整い、バランスよく立てるようになります。その結果、ムダな筋肉を使うことがなくなるので足痩せにも効果が出てくると考えられます。
ちなみに「湧泉」(ゆうせん)というツボとほぼ同じ場所です。リフレクソロジーだと「ソーラープレクサス」とよばれています。
痩せるツボ「顔のツボ」
顔にもツボがたくさんあり、最近は「美容鍼」「美顔鍼」とよばれる顔痩せやシミシワに効果があると人気になっています。
コラム:「美容鍼」「美顔鍼」はリスクをともなうと心得る
ネット上の宣伝をみると、「速効性があり副作用もなく安全です。」と書いてあるものもありますが、注意が必要です。
- 速効性はありますが、ハンドマッサージなどの施術とそこまで効果に差はありません。
- 内出血のリスクがあるので、必ず誓約書を書かされる。
- 持続性も期待したほどはありません。
だから、小顔のセルフケアか、エステサロンなどをオススメします。
35.下関(げかん)
耳の穴から頬骨へ指を移動させると骨がくぼんでいるところにあります。口を開けるとグッと骨が持ち上がります。
36.迎香(げいこう)
小鼻の脇にあります。
37.地倉(ちそう)
口角の両端、唇の外にあるツボです。(外方4分)
38.水溝(すいこう)
鼻と口の間にある縦に走っている溝に取ります。(鼻唇溝の真ん中)
気を失った人を起こす「気つけ」の場所でもあるので、おすとかなり痛い場所です。
39.頬車(きょうしゃ)
耳たぶの下とエラの角(フェイスライン)の間の陥凹部。
歯を食いしばると硬くなり、歯をゆるめると凹むところです。
そもそもツボとは
正確には経穴(けいけつ)とよばれるもので、内蔵などの異常に応じて皮膚表面の特定部位にあらわれるものです。
「気」や「血」という中医学独特のエネルギーの調整ポイントがツボで、経絡(けいらく)という神経や血管とは違うルート上に基本的にあらわれます。
ツボに刺激をくわえることでエネルギーの調整ができて、体を整えることができます。
持続的にツボおしをする必要があると心得る
おすと速効性がある場合もありますが、基本的には持続的におこなう必要があります。
私たち鍼灸師や、漢方の先生は「脈」や「舌」、「お腹」の診断をして、「陰陽」や「寒熱」などを見極めて施術をしていきます。
経験や技術が必要なので、数回指圧したからといってすぐ変わりません。
体のバランスを保つのがツボの作用
たくさんのツボを紹介しましたが、すべてをおす必要はありません。左右あるツボも片側だけでも変化する場合もあります。
体には本来、恒常性(こうじょうせい)といってバランスを保つようにできています。
もし、あなたが十分痩せているのに「もっと痩せたい」と思ってツボを刺激しても何も変わらないかもしれません。体が「これ以上痩せる必要がない」と判断しています。もしかすると、太ってしまうかもしれません。
別にそのツボで無くても痩せる場合はある
例えば、ひどい便秘が原因で太っているなら胃腸の調子が整えば便秘も改善されて、顔も痩せる場合もあります。
バランスさえよくなれば、他の機能もアップしていきます。
ツボおしは少しでもズレたら効果がない?
ウソです。そんなことはありません。鍼灸が盛んな中国、韓国、日本で、数年前にツボの位置を再検討する会議がありました。
国によってツボの位置が違っていたのです。しかし、効果は各国ともあったはずです。
場所はあくまでも目安です。
- イタ気持ちいい
- 凹んでいる
などで最終的には探しています。
複数箇所を利用すると効果倍増
お腹のツボだけでなく、お腹プラス足のツボなど複数使っていくほうが効果倍増することが多いです。
ツボをおしすぎて副作用はない?
家庭でする場合、考えにくいです。お灸を使って刺激しすぎるとヤケドやだるくなることはあります。
強くおすほうがよい?
状況によっては必要です。(胆石などの背中の痛み)しかし、ふつうにおすなら「イタ気持ちいい」「軽い程度」で構いません。
まとめ
ツボはまだまだ解明されていないことも多く、不思議がいっぱいあります。
残念ながら「おしたら速攻で5キロ痩せた!」ということはありません。
しかし、耳ツボ、体のツボ、足のツボなどを活用すると体調管理に役立ちます。
ぜひ、日々の日課にしてみてください。
あなたが便秘とお腹周りのお肉に悩んでいるならツボおしより、漢方薬が有効かもしれません。
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)という漢方薬の効果が期待できます。
くわしくはこちら>防風通聖散は効果ない?痩せない理由や副作用を漢方医に学んだ鍼灸師が解説
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参考:消費者庁
画像引用:ライブドアニュース