ツボをおすと痩せられる?
一度は誰でも考えるかもしれません。結論から言えば「痩せられます」
しかし、速効性はありません。調べると根拠がないツボを有名なサイトでも書いてあります。
今回は鍼灸師の私が、そういう信ぴょう性のない情報は除外して、痩せるツボを解説させていただきます。
【厳選】痩せるツボ症状別一覧
痩せると言っても人それぞれの目的が違います。
それぞれ紹介します。
※文字をクリックすると科目に移動できます。
脂肪燃焼させるツボ
※縦のおへそのライン(正中線)以外は左右にツボがあります。
多くのツボがお腹にあります。代謝を上げるツボに加えてもよいくらいですが、あえてわけています。
- 太陽神経叢(たいようしんけいそう)(≒湧泉:ゆうせん)→足裏
- 大巨(だいこ)
- 中脘(ちゅうかん)
- 水分(すいぶん)
- 関元(かんげん)
- 天枢(てんすう)
お腹にはお灸がよいでしょう。しっかり効果を得たいなら台座灸、ほんわか温かくヤケドの心配が無い棒灸のどちらかがオススメです。
指圧する場合
- 足裏の太陽神経叢は「痛気持ちいい」程度の力でおす。
- お腹のツボは膝を曲げてあお向けになって、奥のほうへゆっくりおしていきましょう。
代謝を上げるツボ
※大椎以外は左右にツボがあります。
ただおすだけではなく、刺激の与えかたで変わってきます。
背筋はもともと代謝が高い場所です。背筋運動も取り入れるとさらに効果的!
- 膏肓(こうこう)
コリやすい場所なので、カイロを貼って肩甲骨を動かすのがポイントです。
ポイント!
「壁を使っての腕立て伏せだと肩甲骨をしっかり動かすことができます。
このときの手は内側(三角形を作る感じ)にしてください。」
手を外側に向けた状態で肩を動かすと、肩甲骨の動きが制限されて肩を痛める可能性があります。
- 大椎(だいつい)
カイロを貼ったり、皮膚をつまむように刺激したりしましょう。乾布摩擦もよいでしょう。
大椎は「手足三陽の会」と言われており、背中側のツボのルート(経絡)が大椎を通ります。
- 腎兪(じんゆ)
画像引用:ライブドアニュース
お灸やカイロで温めるとよいでしょう。
指圧は難しいので、握りこぶしを作って手の甲側で刺激しましょう。
食欲を抑えるツボ
※内分泌は裏側にあります。
1番ポピュラーなのが耳ツボです。とくに、
- 肺区
- 飢点(きてん)
がオススメです。
1日数回、食べる前などに爪や、つまようじの後ろ側でおします。
耳ツボジュエリーを貼るのもよいでしょう。
むくみを取るツボ
「リンパの流れをよくする」「足痩せ(太もも痩せ)に効果があるツボと言ってもよいでしょう。血流もよくなります。
足の場合、セルフケアなら足にあるツボ全部と言ってもよいくらいです。
- 太陽神経叢(たいようしんけいそう)≒湧泉(ゆうせん)
- 足三里(あしさんり)
- 三陰交(さんいんこう)
- 陰陵泉(いんりょうせん)
- 委中(いちゅう)
- 承山(しょうざん)
- 太谿(たいけい)
- 解谿(かいけい)
- 承筋(しょうきん)
- 血海(けっかい)
- 風市(ふうし)
- 承扶(しょうふ)
- 水分(すいぶん)
- 関元(かんげん)
- 天枢(てんすう)
- 足の裏は指圧。
- お腹や足は指圧かお灸。
- 足のスネにあるツボの場合、両手ではさむように手のひらで圧迫しながら下から上にすべらすのもよいでしょう。
- 足首にある(解谿、太谿)ツボは、おさえながら足首をぐるぐる回しましょう。
道具を使っていいのなら、ヨガの高木先生が監修した着圧レギンスもいいでしょう。高木先生は、美脚ヨガのインストラクターでもあります。くわしくは着圧レギンスサイト
次は、「便秘が改善されるツボ」について解説します。